* フジテレビ系列 TVドラマ【名前をなくした女神】にて* 
作品貸し出し、下準備、ドールハウス指導の話し。

番組 放送 2011年4月11日〜6月21日

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2011年5月初旬
劇中で主役の女性がドールハウスを作るという設定という事で
作品数点貸し出し、材料、道具貸し出し、制作演技指導のオファーを頂きました




収録はフジテレビ湾岸スタジオで。

5月31日放送分
バザーに出品する作品制作という設定のシーン用に作品数点を使用。
内2作品は制作過程が必要ということで、事前に撮影に向け、キット制作を致しました。


1作目、最初は私にとって今や代表作となっている「Jingu Garden」
原宿の実在するお花屋さんです。10年前の作品。

 

 

野菜ケース2箱と数個のカボチャを作って準備。
撮影時には女優さんご本人にはかぼちゃを数個作っていただきました。

2作目、「あかちゃんのいる部屋」というタイトルで14年前に作った作品。
撮影用に改めて材料を用意しました。


壁と床となる木材。

 

必要板のカット及び ドア、窓をくり抜きをして、カット済みの板を準備しました。

撮影時には板カットシーンとくり抜きシーンで使用。

(放送ではくり抜いた板を外す時の「カチッ」という音が聞こえて、
リアルさに鳥肌が立ちました(笑))


板の着色をしてから組み立てをして準備。
着色済みの壁板に絵柄を描きました。


 
右画像は完成形。
別に左画像の撮影用の板には下葉の絵柄がないものを準備。

撮影時には女優さんには葉の絵のみ描いて頂きました。


 

  


撮影用に建物組み立て済み1個と組み立て前のキット板1個分を準備。

撮影には組み立て済みの物は使用しませんでしたので、
未完成作品ですが、主演女優さんに差し上げました。

撮影時には組み立て前のキットを使用して、
女優さんに壁2面をボンドで接着組み立てをして頂きました。
組み立てシーンで使用。


6月21日放送分
雑貨ショップ委託用作品制作シーン用に使用されました。
私自身、H16年から制作中作品です。
女優さんには棚の脚、1脚をボンド接着して頂きました。

 
(仮)「ガーデニングショップ」

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撮影時の道具、材料は普段から使用しているものを貸し出しいたしましたので、
新たに購入したものはありません。


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上記画像以外に使用された作品 *


 
「ケーキショップ」                        「あかちゃんのいる部屋」
「atelier Corsage」雑貨ショップ


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主演女優さんの杏さんと。

初回撮影前に粘土ミニチュア制作と板カットの指導を致しました。
以降、撮影時に確認指導を致しました。

沢山の方から放送で映ったのは私の手ですか?と聞かれますが、
綺麗な長い指は杏さんご本人です。

撮影に向け、ご本人はドールハウスをお作りになることはありませんでしたが
粘土のかぼちゃのみ作っていただきました。
器用な方なので、かぼちゃは簡単に作られていました。
お時間さえおありなら、ドールハウスも器用にお作りになることを思います。


放送をご覧になって疑問に思われた方もいらしゃるかと思いますが、
最初の作品制作シーンで木材の端材などが置いてありません。

実際の作業でも制作中には板カット、色塗りなど1工程が終わった後には
端材など汚れとなるものは
その都度、片づけて机の上は綺麗にしています。
(締切直前は例外ですが)

撮影時にはダイニングテーブルの上に作品、道具のセッティングを行いましたが、
私なりに主役の女性の性格を想定して、
あえて机に上は端材などを置かないで綺麗に並べました。

私は事前作品制作でアトリエで3日間作業。
撮影でスタジオには数日間伺いました。
内1日は土砂降りの雨の中。

バザーのシーンの時には生憎、私のドイツ旅行と重なってしまいましたので、
私は不在で作品だけ貸し出しとなりました。

TVチャンピオン出演以来久しぶりのTV撮影現場。
出演よりも裏方の方がリラックスして仕事が出来ました。

現場では沢山のスタッフの方が和気藹々と和やかに仕事を進めています。
少しの日数だけでしたが、その中に加えていただき
楽しい時間を過ごすことができました。

スタッフの方とも顔見知りになった頃に私の仕事も終了。

私が伺う最終の日。
湾岸スタジオの左手には台場のフジテレビの建物と東京タワーが見えていました。


追記: 

ドラマでは作品は短時間で作っているように映されていましたが、
実際のところ、ドールハウス制作は凝れば凝るほど時間がかかります。
ドラマは架空の話しですので、制作日数の多い少ないは流し観ても良いかと。

ドールハウスは建築模型と同じに思われがちですが
縮尺や材料、制作期間も大きく違います。

ドールハウスでは材料は木材等を使用して、中の家具など小物も
実物と同じように見えるように、細かい部分も拘って作ります。
食品、花などミニチュア小物は粘土など、いろいろな材料を使用します。

それだけに制作期間も建築模型と比べて何倍もの時間がかかります。
ドラマの中では短時間で完成させていますが、
実際の期間は数ヶ月間もかかります。

それだけに、愛着が湧いて
なかなか販売として手放せないのが正直なところです。


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